皆さんは、海外のライブ、コンサートに行ってみたいと思ったこと、ありませんか?
海外アーティストのライブを現地で観るのは憧れですよね。日本とは盛り上がり方も異なるので、海外ならでの体験ができると思います。
でも日本と違って、言葉の壁がある海外でのライブはハードルが高く、なかなか現実に参加する勇気がないというという声を多く聞きます。
- どうやってチケットを取ればいいの?
- ホールならまだしも、スタンディングだと怖いし不安
- 会場にロッカーってあるの?
疑問や不安は多々あるかと思います。
そこで今回は、アメリカ、ヨーロッパ、韓国のライブに10回以上参加したことのある私が、海外ライブのチケット購入方法、参加への心得、日本のライブとの違いなどについてお教えします!
Contents
チケット購入について

海外ライブのチケットはどうやって取ればいいのか、英語がわからないけどちゃんと取れるのか。
海外となると勝手が違うので不安に思う方もいるのではないかと思います。
意外と簡単なので、 慣れてしまえばすんなり取れますよ!
チケットの取り方
日本と同様に、主な購入場所は以下の二つとなります。
- チケット販売会社から購入
- 公式サイトから購入
お目当てのアーティストがライブを発表すると、多くの場合は公式サイトやSNSで購入リンクを載せてくれるのでそこから買うのが一番簡単で安全です。
載ってない場合は、ライブが開催される会場を検索すると会場のホームページが出てくるかと思います。
大半は、そこにお目当てのアーティストに関する情報が載っています。
ライブ会場独自でチケット販売システムを持っている場合は、そこから直接購入できます。
私が過去に行ったことがある、アメリカの「Rapids Theater」、カナダの「Massey Hall」は、ライブ会場の公式ホームページ内からチケット購入できました。
上記いずれも見当たらない場合は、チケットの販売委託をしているプロモーター(日本でいうチケットぴあやローソンチケット)があるはずなので、そこから購入しましょう。
欧米ではTicketmasterやTicketflyが有名所。
有名なアーティストであれば、Ticketmasterで販売される場合が多いと思います。
Ticketmasterは支払い方法にpaypalを採用しているので、日本人でも安心して購入できますよ。
お目当の公演がTicketflyで販売される場合の注意点
Ticketflyでチケットを購入しようとすると、“Could not complete sale as requested, there may be a problem with your payment information, please try again.”と表示されて、チケットが買えないことがあります。
その場合にはZip Code(郵便番号)に99999と入力することで買うことができるようになります。
これはTicketflyが、決済する際の本人確認に、登録住所のZip Codeで本人確認をするAVS(Address Verification Service)というものを採用しているせいです。
このAVSは北米で利用されているので、北米以外のカードではエラーが出るのですが99999と入力することによって回避できます。
私は実際にこの問題に直面したのですが、上記の方法で無事ゲットすることができました。(2018年の情報です)
座席の種類
ライブ会場の種類には通常、ホール、ライブハウス、アリーナがあります。
ホールとアリーナ
座席があるので、購入画面で座席を選択する必要が出てきます。
これもサイトによって異なるのですが、細かい座席まで自分で指定できる場合もあれば、大まかに分かれたエリアだけを選択してその中から現時点でもっとも良い席を自動で選択してくれる場合もあります。
日本とそこまで相違はないので迷うことはないかと思います。
スタンディング(アリーナ)
スタンディングエリアには座席がありません。
ライブハウスや、アリーナでもスタンド以外が立ち見席の場合には、GA(Genaral Admission)という座種があります。
“No seats, standing only”なんて書かれていたらスタンディング席になります。
これもサイトによって書き方は異なるのでご注意を。
整理番号ってあるの?

日本のライブでは、スタンディング席の場合には整理番号がありますよね。
大きい箱ではファンクラブチケット、優先販売チケット、プロモーターごとに入場の順番が決められている…なんてことも。
番号が早いから喜んでたら、実はファンクラブチケットは特別でそこまで早く入場できるわけではなかったという経験もあるかと思います。
では海外のライブでは、整理番号はあるのでしょうか?
韓国の場合
韓国でのライブは日本と同様に整理番号があることがほとんどです。
チケット購入時に整理番号が割り当てられます。
ほとんど日本と変わらないのですが、一点混乱したシステムがあります。
整理番号に加えて記載がある「区域」
韓国ではチケットを購入する際に、ブロックを選択する場合があります。
「スタンディングなのにブロック?どこでも自由に行けるのでは?」日本の感覚ではそう思いますよね。
韓国の場合は、スタンディングの中でもさらにいくつかの区域に分割し、その区域内で自由に行き来することができるというシステムがあります。
つまり、購入時に選択した区域外には行けないということですね。
ちなみに私が行った際はVIPチケットを購入したので、区域の明記はありませんでした。
通常チケットの購入ページでは、確かに上手と下手で分割されていて、その中から選択する形式になっていました。
私が行ったのは欧米のバンドなので上手と下手だけでしたが、人気の韓流アーティストだとA〜D区域で4分割なんてこともあるようです。
実際その区域内にしか入ってはいけないかどうかは、公演によっても異なってくるかと思うので、それぞれの公演で調べてくださいね。
欧米の場合
欧米は基本的に整理番号はありません!
“first come first served(=早いもの勝ち)”です。
欧米らしいですね、私はこのシステムの方が好きです。
せっかく前の方で観たいのに、整理番号が悪い場合は前に行ける権利すら与えてもらえないから。
よって欧米でライブに行く際、前の方で観たいのであれば、早く会場へ行って並ぶ必要があります。
人気アーティストだと、早朝から並ばないと前の方は取れないなんてことも。
私は、長時間並ぶというのは日本人特有の文化なので、海外ではそんなに並ぶことはないのではと思っていました。
ですが、とある北欧のメタルバンドを観に「ウェンブリーアリーナ」へ行った際、12月の極寒にも関わらず、朝8時の時点で並んでいる人が大勢しました。その時は、10時間並んでギリギリ最前列をゲットできました!
好きなアーティストを近くで見たい!という熱狂的なファンはどこの国にもいるので、前列で見たい場合は並ぶ覚悟を持った方が良いです。
チケットの受取方法

日本であれば、自宅まで発送してくれたり、コンビニで発券することができるチケット。
海外の場合だとどのように受け取ればいいのでしょうか?
こちらも公演によって選択できる方法が異なりますが、主な方法は以下の3つです。
- ペーパーチケットを印刷orモバイル提示(Print-at-Home)
- 当日、窓口でチケットと引き換え(Will Call)
- 自宅発送(Delivery)
Print-at-Homeは言うまでもなく、自宅で印刷してそれがそのままチケットとなるパターンです。
最近では、QRコードがついているので入場時にモバイル提示するだけで入場できるところも増えました。
Will Callは、当日会場のチケット窓口でチケットを受け取るという意味になります。
Ticketmasterで購入したチケットはほとんどがWill Callになります。
引き換え時は、身分証明証と購入時に使用したクレジットカード(必要ない場合もあり)が必要となるので忘れずに持っていきましょう。
自宅発送の場合は、海外からの発送になるので当然送料が高くなります。
TicketmasterでもWill Callがない公演もあるようで、ロンドンでライブを観るために購入したチケットは、送料だけで18ポンド(約2700円)かかりました。
参加当日の心構え

無事に現地に到着して、いざライブ当日。
ここでも日本と事情が異なるため、事前に知っておかないと焦ってしまうことや、後で後悔してしまうことがあります。
海外のコインロッカー事情
当日気になるのは、荷物を預ける場所があるかどうかではないでしょうか。
ホールなら席に置けるので問題ありませんが、スタンディングとなるとなるべく身軽で参加したいものです。
まず欧米のライブハウスには、ほとんどコインロッカーはないものと思ってください。
元々欧米にはコインロッカー自体はあまりないので、ライブハウスになくても不思議ではないですね。
大きな会場だったりするとクローク(預け所)がある場合もありますが、開場後は非常に混雑します。
もしもスタンディング前方で観たい場合、クロークに預ける時間が発生し、前方に行ける可能性は低くなるので注意しましょう。
また多くの場合、クロークに預ける際は別途料金が発生します。
欧米のライブに参加する場合は、できるだけ身軽な格好で行くことをおすすめします!
一方、韓国のライブハウスは、コインロッカーがある場合がほとんどのようです。
やはり、日本と似ていますね。
私が行った会場は、ミュージカルなどにも使われる大きな会場だったので、きちんとしたロッカーが設置されていました。
ロッカーは会場内に併設されていましたが、スタッフさんに尋ねると事前に預けることもできたので、入場した後に預ける時間も省けました。
ドリンク事情
日本ではライブハウスでの公演の場合、ドリンク代を別途支払うというシステムがありますよね。
海外ライブでは1ドリンク制という制度はありません。
欧米のライブハウスはバーが併設されているので、そこで自由に購入して観ることができます。
アルコールを購入する場合は、年齢確認できる身分証明証が必須となるのでご注意くださいね。
写真・動画撮影OK!?
初めて海外アーティストの公演を観に行ったときに驚いたのが、プロ機材でなければ写真撮影OKということでした。
最近では日本でも海外アーティストのライブだと許可されていることがありますね。
日本のアーティストだと、ほとんどがNGかと思います。
私の好きなバンドも撮影OKですが(日本でも可)、先日行われたツアーでは携帯禁止の映像が流れました。
このように撮影NGの場合はアナウンスが入るので、その際はきちんと従うようにしましょう。
また撮影可能だからといって、カシャカシャとシャッター音を鳴らしたり、頭の上にカメラを掲げるといった行為は迷惑になるので、常識的なマナーと考えて控えてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
これを読めば、意外と海外ライブも行けるのでは?と思った方もいるのではないでしょうか。
私は一度海外ライブに参加してからは、日本よりも楽しい!と向こうで観ることの魅力にすっかりハマってしまいました。
海外ライブの魅力は何といっても、みんなで一緒に楽しもうという一種のお祭りのような意識が強いこと。
日本人って何となく周りにいる人と牽制しあったり、自分が前へ前へという意識が強い気がするんですよね。
もしかしから私が前の方にいるからかもしれないけど。海外の人はノリもいいですしね!
海外ライブに興味がある方々が、この記事によって一歩踏み出せますように!!