せっかくの海外旅行、朝食も優雅に過ごしたいと思いませんか?
オーストリアのウィーンは、オシャレで美味しいカフェがたくさんあります。
カフェの時間帯にケーキとコーヒーを楽しむのもいいですが、現地の人々は新聞片手にのんびり朝のひとときを過ごしているんですよ。
- 地元民に混ざって現地の雰囲気を味わいたい
- のんびりした朝を過ごしたい
そんな人におすすめの、ゆったり朝を過ごせるウィーン老舗カフェ「カフェ・ツェントラル」での朝食をレポートします!
元宮殿を改装したカフェ・ツェントラル

1876年創業、ウィーンを代表する老舗カフェ「カフェ・ツェントラル」。

元は宮殿として作られた豪華な内装、美しいアーチ型の高い天井は、まさにヨーロッパ!な空間。
20世紀初頭からは、著名な作家や知識層・文化人にも愛されてきました。
ツェントラルのもう一つのシンボルが、店内に入ると出迎えてくれるおじさんのマネキン。

一体誰ぞと思っていましたが、ここのカフェとゆかりが深い、ペーター・アルテンベルクと言うオーストリア人の作家の像だそうです。
ウィーンのカフェは数カ所行きましたが、お店の雰囲気含めてカフェ・ツェントラルが一番好きなカフェでした!
毎日入り浸りたかった。
カフェのみでなく朝食も楽しめる
カフェ・ザッハーのザッハトルテやカフェ・モーツァルトのモーツァルトトルテのように、絶対これを食べるべき!というケーキはないのですが、カフェ・ツェントラルのケーキはどれも美味しいと評判が高いです。

オーストリアはシンプルな見た目のケーキが多い中、見た目にも凝っていて日本の洋菓子店のようですね。
ですが、あえて私がおすすめしたいのが朝食メニューです!
ゆで卵、カイザーゼンメルと呼ばれるウィーンの定番パン、カフェがセットになった、伝統的なウィーン風朝食や、それらにチーズやハムをプラスした朝食など、ウィーンのカフェでは朝食も楽しむことができます。
朝からそんなに食べられない…という人には、単品メニューも用意されています。
観光客は「ウィーン風朝食セット」を頼む人が多い中、私が今回注文したのが「ハム入りスクランブルエッグ」(単品)。
日本語で書くと、とても簡素な感じがしますが、ただのスクランブルエッグではありません。
これが絶品すぎて、毎日食べたい勢いだったので紹介させてください。
スクランブルエッグを注文してみた
どん!!

こちらがカフェ・ツェントラルのスクランブルエッグです。
メニュー名は「Rührei mit Schinken, Blattspinat und Kernül (Scrambled eggs with ham, leaf spinach and pumpkin seed oil)」です。
スクランブルエッグの他に添えられているのは、生のほうれん草のみという非常にシンプルなもの。
私がオシャレだなぁと思ったのが、卵の上にパンプキンシードオイルが掛けられていて、その上にパンプキンシードが乗っているところ。
実はパンプキンシードオイルは、オーストリアではとてもポピュラーなオイルで、スーパーなどでも必ず見かけます。
美容や健康にもいいことから、オーストリア料理には欠かせないんです。
このパンプキンシードオイルがアクセントになっていて、とても美味しい!
味の濃いめな料理が多いオーストリアで、さっぱり薄味の味付けの料理が食べられるのも嬉しいところ。

ほうれん草は、生のものがドレッシングもなくそのまま添えられているんですが、新鮮なので味付けなしでも美味しかったです。
私は野菜が嫌い(偏食)なんですが、その私が綺麗に平らげられたので間違いないです。
カフェ・ツェントラルのお食事は、オーガニックの食材を使用しているメニューも多いので、女性にもおすすめできます!
卵3個分という結構な量だったんですが、ペロリと平らげてしまいました。
これにパンや他のメニューを追加すると絶対に食べきれないので、スクランブルエッグだけで十分かと思います。
料金
スクランブルエッグ:7.50 EUR
メランジェ:5.30 EUR
合計:12.8 EUR(1,600円)
朝食にこのお値段は高いと思うかもしれませんが、ケーキとコーヒーであっても値段はそこまで変わらない上、ウィーンのカフェで朝食をとるという思い出を考えれば、妥当ではないでしょうか。
メニュー

カフェメニュー。
メランジェは5.30ユーロ、アインシュペナーは5.40ユーロ、カプチーノは5.30ユーロです。

朝食セットメニュー。
ウィーン式朝食(メランジェ、パン、バター)が6.90ユーロ、
イタリア式朝食(クロワッサン、カプチーノ)が6.90ユーロ、
クラシックウィーン式朝食(ホットドリンク、パン、クロワッサン、バター、ジャム、はちみつ、ゆで卵)が9.90ユーロです。

卵メニュー。
私が頼んだメニューは下から二番目です。
スクランブルエッグは他に、スモークサーモンとブラウンブレッドが添えられたメニューがあり、8.90ユーロとなります。
混雑具合
ウィーンのカフェは8:00オープンのお店が多い中、ツェントラルは7:30からオープンしています。
私はパルンドルフのアウトレットに行く日に利用したのですが、9:00のシャトルバスだったのでツェントラルで朝食してから向かいました。
ツェントラルからシャトルバスの乗り場であるオペラ座まで、徒歩でも10分前後。
しかも歩いている途中にホーフブルク宮殿も通るので、アウトレットを検討している人にとってはおすすめプランです。
朝は地元のおじいちゃんが新聞を読みながら朝食をいただいていたり、時間が経つにつれて観光客も増えてきました。
お昼からカフェ時になると混雑するので、並ぶことも予想されます。
アクセス
住所:Kohlmarkt 14, 1010 Wien
最寄駅:Herrengasse駅(U3番線)
営業時間:7:30~22:00(日曜:10:00〜22:00)
まとめ
カフェ・ツェントラルは、店内が広々としているので、朝の時間を過ごすのにもぴったり。
朝食はホテルで済ませてしまう旅行者も多いと思いますが、カフェで朝食をとらないなんてもったいないです!
ぜひ、カフェ・ツェントラルで優雅な朝のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
以上、カフェ・ツェントラルの朝食レポをお伝えしました。