オーストリアといえばカフェ文化が盛んな国。
ウィーンに旅行したらカフェに行って、優雅にコーヒーとケーキを楽しみたい人も多いはず。
でも、ウィーンのカフェってコーヒーの種類がとんでもなく多いのです!
- どのメニューを頼めばいいかわからない…
- 頼んでみたら思ってたものと全然違った…
現地でそんな事態にならないように、ウィーンで提供されている定番コーヒーのメニュー、そしてケーキのメニューをまとめました!
この記事をブックマークしておいてもらえれば、現地で困ることはないと思います。
コーヒー(カフェ)メニュー
ウィーンのカフェには大抵置いてある、コーヒーの数々をまとめました。
ベーシックなコーヒー一覧
まずは定番のコーヒーからご紹介します。
聞きなれない名前のコーヒーもたくさんあると思うので、どんな違いがあるのか見ていきましょう!
Wiener Melange(ヴィーナー・メランジェ)

コーヒー(エスプレッソである場合が多い)とミルクが1:1の割合で入り、その上にフォームミルクを乗せたもの。
お店によってはフォームミルクと一緒にホイップクリームが乗せられている場合もあります(カフェ・ザッハーのメランジェなど)
ウィーンでもっとも定番のカフェのひとつです。
甘味は入っていないので、ザッハトルテや甘味の強いケーキと合わせて飲むと良く合います。
Mokka(モッカ)

エスプレッソのこと。
Klein(シングル)とGross(ダブル)があります。
Brauner(ブラウナー)

Mokka(エスプレッソ)にクリームが入ったもの。
こちらもお店によってはKleinとGrossがあり、「Kleiner Brauner」「Grosser Brauner」とメニューに書かれていたりします。
Kapuziner(カプツィーナー)

カプチーノのこと。
Mokka(エスプレッソ)にミルクと泡立てたミルクを乗せたものです。
Verlängerter(フェアレンゲルター)
エスプレッソをお湯で割ったもの。
お店によってはミルクが添えられて出てくることもあります。
Einspänner(アインシュペンナー)
出典:Cafe Central
エスプレッソにたっぷりの生クリームが乗ったもの。
日本で言う、いわゆる「ウィンナーコーヒー」のことです。
本国ウィーンでは「ウィンナーコーヒー」という名称のコーヒーはないので要注意!
Verkehrt(フェアケアート)

コーヒー1に対して、ミルクの分量の方が多いコーヒー。
いわゆる、ラテのようなものと思ってください。
Kaffee mit Schlagobers(カフェ ミット シュラークオーバース)

シュラークオーバースと呼ばれる砂糖がかかったホイップクリームが添えて出されるコーヒー。
写真はイメージなので、ホイップが上に乗っていますが、別皿に盛られているのが一般的です。
Wiener Eiskaffe(ヴィーナー・アイスカフェ)

アイスカフェとありますが、アイスコーヒーのことではありません!「Eis」はドイツ語でアイスクリームのこと。すなわち、アイスクリーム入りのコーヒーです。
コーヒーの中にアイスクリーム、上にホイップクリームがたっぷり乗っているので、飲み物というよりはデザート感覚のドリンク。
アルコール入りのコーヒー一覧
ウィーンのカフェには、アルコール入りのコーヒーも豊富に用意されています。
ラム酒やオレンジリキュールが入ったエスプレッソなんて、とってもオシャレ!
ディナーの後のカフェタイムの時などにオススメです。
Pharisäer(ファリサイ)
ラム酒を加えたエスプレッソをお湯で割り、上に生クリームを乗せたもの。
Maria Theresia Kaffe(マリア・テレジア)
オレンジリキュールを加えたエスプレッソをお湯で割り、上に生クリームを乗せたもの。
Amadeus(アマデウス)
モーツァルトリキュールを加えたエスプレッソをお湯で割り、上に生クリームを乗せたもの。
Advokaat(アドヴォカート)
アドヴォカート(卵黄や砂糖をブレンドして作り上げたオランダの伝統的な卵黄リキュール)を加えたエスプレッソをお湯で割り、上に生クリームを乗せたもの。
Irish Coffee(アイリッシュコーヒー)
アイリッシュウィスキーを加えたエスプレッソをお湯で割り、上に生クリームを乗せたもの。
Türkischer Kaffee (テュルキッシャー・カフェ)
トルココーヒーのこと。
コーヒー水から煮立てて、上澄みをカップにそそいで飲みます。
ケーキメニュー
ケーキはお店によって、あったりなかったり、創作メニューもたくさん。
絶対食べておきたい定番ケーキをご紹介します。
Sachertorte(ザッハトルテ)

ウィーンの定番ケーキといえばこれ!
チョコレート味のスポンジケーキにチョコレートがコーティングされた古典的なチョコレートケーキであり、その発祥の地はウィーンにあるカフェ「カフェ・ザッハー」です。
⇒ウィーンのカフェ・デメルを紹介!ザッハトルテの価格・メニュー・混雑具合
⇒ウィーンのカフェ・ザッハーを紹介!ザッハトルテの価格・メニュー・混雑具合
Mozarttorte(モーツァルトトルテ)

「カフェ・モーツァルト」で生まれたケーキ。
チョコレートスポンジとキャラメルクリームを重ね、ラム酒の風味がきいた大人なケーキです。
Apfelstrudel(アプフェルシュトゥルーデル)
シュトゥルーデルとは薄く延ばされた生地を幾重にも巻いて、具を包んだもの。
アプフェルシュトゥルーデルは、りんごをシュトゥルーデルで巻いたもので、いわばオーストリア風アップルパイです。
生地が薄いのでりんごがぎっしりと詰められていて、甘酸っぱいケーキです。
Topfenstrudel(トプフェンシュトゥルーデル)

フレッシュチーズが具になっているシュトゥルーデル。
チーズケーキみたいなものです。
通常は「クワルク」と呼ばれるフレッシュチーズを利用して作られていることが多いそう。
まとめ
毎日通っても制覇するのは難しいほど、ウィーンには魅力的なコーヒーとケーキがたくさん。
それぞれのカフェで違ったコーヒーを飲むも良し、同じ種類のコーヒーを飲み比べるのも楽しいです。
私は実際、メランジェを3箇所で飲み比べましたが、全く味が異なっていたのでとても面白かったです。
ぜひ自分のお気に入りのカフェを見つけてくださいね!