ウィーンに旅行したら一度は体験したいのが、クラシックコンサート鑑賞。
音楽の都であるウィーンでは、至るところで毎夜クラシックコンサートが開催されています。
今回私は、楽友協会で開催されている「ウィーン・モーツァルト・オーケストラ」に行ってきたので、その模様をレポートしたいと思います!
ウィーン・モーツァルト・オーケストラ
中世貴族風のコスチュームに身を包んだオーケストラが、モーツァルトの名曲の数々を中心に演奏するクラシックコンサートです。
日時によってコンサート会場が異なり、楽友協会の黄金のホール、ブラームスホール、ウィーン国立オペラ座のいずれかで開催されます。
特にウィーン楽友協会は、世界三大オーケストラの一つである「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」の本拠地としても知られ、毎年世界中に同時中継されるウィーンフィルのニューイヤー・コンサートの会場でもあります。
ディナーつきプランがおすすめ
「ウィーン・モーツァルト・オーケストラ」では、コンサート観賞チケットのみとディナーが含まれたプランがあります。
夕食は、ホテル・ブリストル内のレストラン「ブリストル」での3コースディナーとなります。
私は今回ディナーつきプランにしてみたんですが、これがとても素敵でした!
旅行中に5つ星ホテルでのディナーを食べる機会もそうそうないと思うので、コンサート観賞とセットになっているのであれば、わざわざ予約する必要もありません。
1回くらいはちょっぴり豪華なディナーをいただくと海外旅行の想い出にもなりますよね。
コンサート&ディナーの予約には、現地オプショナルツアー専門サイト「ベルトラ」での予約がおすすめです!
私は今回ベルトラさんで予約をしました。
現地参加レポート
レストラン「ブリストル」でのディナー
コンサート&ディナープランの場合は、まずはブリストルでの夕食、その後コンサート会場まで移動します。
一人旅の時にヨーロッパの5つ星で夕食することなんて滅多にないのでドキドキです。
正面入り口から入り、真っすぐ進むとレストランがあります。
入り口に立っているスタッフさんに話しかけると、
「モーツァルトオーケストラ?」と聞かれて、名簿に記載されている名前を照合してくれます。バウチャーは必要ありませんでした。

レストラン内は、さすが5つ星とため息が出るほどラグジュアリーな空間!
すでに座席は決められていて、テーブルにはコンサートのチケットとCDの引換券が用意されていました。
ディナーメニューは、3コース(2019年9月時点のメニューです)。

<前菜>
- ビーフカルパッチョ ルッコラとパルメザン添え
<メイン>
- サーモンのグリル スイートポテトのクリーム
または
- サーロインステーキのロースト オニオングレービー
<デザート>
- モーツァルトダンプリング
メインは2種類から選ぶことができ、私はサーロインステーキをチョイスしました。
まずは、スパークリングワイン1杯とパンが提供されます。

パンと一緒にオリーブオイルとバターが付いてきたんですが、このバターがものすごく美味しかった!
写真の右側でもわかるように、赤いものが上にかかっていたんですが、ハーブっぽい風味のする塩でした。バター自体もとても美味しかった…エシレバターとかかな。

その後出てきたのが、こちらのアペタイザー。エスニック風味のクスクスに、甘塩っぱい漬物?のようなものが乗っていました。
こういった類の料理はあまり得意ではないんだけど、これもとても美味しくて珍しく完食できました!

前菜のビーフカルパッチョ。
これが一番好きでした!たっぷりとかかったパルメザンチーズと、薄く切られたカルパッチョ、ルッコラの相性が抜群。味はオリーブオイルと塩コショウのみのシンプルな味付けで、それがまたシンプルでとても良かったです。

メインのサーロインステーキ。
ちょっとお肉が硬かったかな。ソースがかなり甘めでした。すでにお腹いっぱいだったこともあり、最後まで食べるのが辛かった…!
隣の席のご夫婦がサーモンを注文していたんですが、サーモンにすれば良かったかなと少し後悔しました。

モーツァルトダンプリング。
ダンプリングは、小麦粉でできたお団子のようなものです。その中にチョコレートが入っていて、ホワイトチョコレートソースとピスタチオアイスクリームが添えられています。
ヨーロッパの人ってダンプリング好きですよね。メインまで食べた後に、さらに炭水化物はかなりボリューミーでした。
ピスタチオのアイスは美味しかった!

そして最後にチョコレートも出てきました。
3コースと言えど、アペタイザーやチョコレートまでいただいて、かなり満足度の高いディナーでした!
コンサート鑑賞
お腹いっぱいになったところで、楽友協会へと移動します。

中は大混雑で、カオスな状態でした。。そして観光客向けのコンサートなので、アジア人がほとんど。

黄金のホールの内部。煌びやかで豪華絢爛で、この内部を見るだけでもう十分満足できました。
今回はC席をチョイスしたんですが、最上階の最後列の座席でした。最後列だったので、コンサート中は立ち上がることができましたが、最後列以外の場合はステージはほぼ見えないと思ってもらっていいでしょう。
そしてC席は、私以外は全員中国人でした。流石にコンサート中に騒ぐ人はいなかったので問題ありませんでしたが、ヨーロッパにいるような気分になれなかったので、その点を考えても座席は前の方をおすすめします。

ちなみに、最初座席を間違えてしまって一階下の席に座ってしまったんですが、そこか撮った写真がこちらです。見ての通り、後ろの方の列だとステージは全然見えません。
楽曲は(全て)モーツァルトの楽曲で構成されていたと思います。思いますというのは、私があまりクラシック音楽を知らないので、モーツァルトの曲なのかわからないから。
オーケストラだけでなく歌手の人たちも出てきて、「魔笛」「ドン・ジョバンニ」などのオペラの楽曲も演奏していました。
みんなが知っているような楽曲では手拍子を促したりと、飽きさせないような演出も。
総じて、クラシック鑑賞が初めての人でも楽しめるような初心者向けのコンサートでした。
ウィーンに行くからとりあえずクラシックコンサートを観たい!というライトな人にはぴったりなコンサートです。
私はオーケストラの技術的なことは何もわからないのでなんとも言えませんが、技術的なことにもこだわる人向きのコンサートではないと思います。
終演は22:00です。楽友協会の最寄駅はカールスプラッツ駅になりますが、付近は治安もよく夜でも賑わっている場所なので、夜遅くになっても安心です。
ウィーン・モーツァルト・オーケストラの会場は、日にちによって異なります!
楽友協会の黄金大ホール、ブラームスホールとウィーン国立オペラ座のいずれかで上演されるので、詳細はベルトラのサイトで確認してください。
まとめ
今回はウィーン・モーツァルト・オーケストラのクラシックコンサート鑑賞とディナーの模様をレポートしました。
ウィーン旅行の際はぜひ本場のクラシックコンサートを観に行ってみてはいかがでしょうか。