ウィーンのフンデルトヴァッサーハウスに行ってきました。
シェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿など、いかにも中世から続く古きヨーロッパ!な建築物が多いイメージがあるウィーンの中で、ひときわ異彩を放つ現代建築です。
建築好きにはもちろんのこと、フォトジェニックスポットとして観光客にもじわじわと人気が出てきているので、アクセス方法やおすすめの訪問時間帯なども含めてご紹介したいと思います!
建築家フンデルトヴァッサー
オーストリア・ウィーンに生まれた、フリーデンスライヒ・レーゲンターク・ドゥンケルブント・フンデルトヴァッサー(名前長い)。2000年に亡くなっています。
元々は絵画を描いていたそうなのですが、そんな彼の一貫した作品テーマは「自然との共生」。
「自然の世界に直線はない」という理由から、彼の作品は曲線だらけ。
カラフルで奇抜なデザインが特徴ながらも、なぜか自然とうまく調和できているのも、「自然」を愛した彼のこだわりかもしれません。
フンデルトヴァッサー・ハウスに行ってきた
ここからは、フンデルトヴァッサー・ハウス来訪レポートです。
最寄駅は、メトロU3番線のRochusgasse駅。そこから徒歩5分ほどで到着します。
トラムであれば、1番線のLöwengasse駅からがもっとも近く、徒歩2分ほどです。
私はメトロで行きましたが、歩いていたら普通に現れるというかあまりにも町に馴染みすぎていて、通り過ぎそうになりました。

これがフンデルトヴァッサーハウスだとわかれば、周りの建物と一線を画していることは明らかなんですが、ちゃんと景色に溶け合っているんですよね。なので、「あれ?意外と地味?」と思ったのは内緒。
というのも、ここは道路に面している建物の正面なので、側面側に回ってみてください。
もっとカラフルで、いかにもフンデルトヴァッサー建築!な景色が広がっているのです。

可愛い!!!
私は中世ヨーロッパのバロック建築やルネサンス建築が大好きなんだけど、こういったカラフルで個性的な現代建築も好き。
ちぐはぐな大きさの窓や、ひび割れたように見える曲線。ところどころに埋め込まれたタイル。
私は芸術的センスが皆無なので、うまく言葉に表現できないんですが、とにかく可愛い。

とてもいい天気だったので、空の青と良く映えました!
おすすめの時間帯
フンデルトヴァッサーハウスは、インスタ映えスポットとして観光客にも人気が高まってきています。
観光地は大体10:00〜11:00頃になると混み合ってくるので、周りに人が写っていない写真を撮影したいのであれば朝一がおすすめ!
私はひとり旅のため、三脚を使いながら撮影しないといけなかったので朝7:00に行ったところ、誰一人いなくて快適に撮影することができました。
撮影後は、徒歩で「市立公園(Stadtpark)」までのんびり散歩しながらカフェで朝食をとりました。
ただしフンデルトヴァッサーハウスにあるカフェでお茶がしたい場合は、もう少し遅い時間に行かないと空いていないのでご注意ください。
行き方
メトロ:U3番線Rochusgasse駅
トラム:1番線Löwengasse駅
おまけ:日本でも見られるフンデルトヴァッサー作品
「風呂敷」に惚れ込んだことからデザインをしたり、日本人女性との婚姻歴があったりと、フンデルトヴァッサーは日本とも深い繋がりがありました。
実はフンデルトヴァッサー作品は日本でも見られるらしいです!
彼が出がけた作品が大阪府の舞洲と呼ばれる人工島に建つ「舞洲工場(大阪)」。
建物が地域に根ざして、技術・エコロジー・芸術の融和のシンボルとなるように意図されているそうです。
清掃工場なのに、テーマパークみたいでワクワクしますね!
事前の予約で見学できるほか、「オープンデー」という予約不要で自由に見学できる日も定期的に設けられているようなので、フンデルトヴァッサーの建築に興味があるけどウィーンまでは行けない…という方は大阪へ!
まとめ
今回はウィーンの観光スポットから、フンデルトヴァッサーハウスを紹介しました。
定番以外のスポットにも行ってみたいという方にもおすすめなので、ぜひ行ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!