音楽の都、オーストリアのウィーンに一人旅をしてきました。
- ウィーン旅行に必要な日数は?
- 幾らぐらい旅費がかかるの?
- 直行便ってあるの?
などなど、ウィーン旅行をする上で知りたい情報を全て詰め込みました!
私が実際旅行をした際に発生した旅費、スケジュールも大公開しているので、ぜひ旅行の参考になればと思っています。
この通り、ウィーンの魅力にすっかりハマってしまいました。
Contents
ウィーンの基本情報
フライトについて

東京の成田・羽田からウィーンへの直行便が1便ずつ就航しています。
直行便を運航している航空会社は、オーストリア航空と全日空(ANA)。
東京発ウィーン着の運航時刻は、成田発の場合、午後出発・夕方到着、羽田発は深夜出発・早朝到着にします。
成田-ウィーン:13:35-18:35
ウィーン-成田:17:45-11:55(+1)
羽田-ウィーン:1:20-6:00
ウィーン-羽田:12:35-6:35(+1)
※2019年8月現在
直行便の航空券代は季節によって変わりますが、大体12万円~15万円が相場です。
後述しますが、私が旅行したときはたまたま激安で往復8万3000円で行くことができました。

時差について

日本とオーストリアとの時差は、日本の方が7時間進んでいます。
またオーストリアにはサマータイムがあり、サマータイム期間は日本の方が8時間進むことになります。
天候・おすすめの服装は?
データ提供元: NOAA
春(4~5月)
4〜5月がウィーンの春にあたります。
春といっても、まだまだ寒いのがヨーロッパ。
特に4月の最低気温は10度を下回るので、コートや厚手のジャケットは必須です。寒暖差が激しい季節になりますので、重ね着できる服装を持っていくのがおすすめです。
夏(6~8月)
気候が安定していて、旅行者にとっては一番過ごしやすいのが夏。
最高気温は20度後半が多いですが、最近では30度を超える猛暑になることもしばしば。真夏の日中は半そで一枚でも十分です。
しかし、日が暮れた後や雨が降っている日などは途端に気温が下がって肌寒くなります。
夏のウィーンは野外イベントやコンサートも多いので、カーディガンや薄手のジャケットは必ず持っていくようにしてください。
秋(9~10月)
ヨーロッパは、夏が過ぎると一気に気温が下がります。
10月は一気に最低気温が10度を下回ってくるので、感覚的には日本の冬に近くなってきます。
1枚は、セーターやタートルネックなどのインナーを入れておくといいでしょう。10月はコートが必須になってきます。
冬(11月~3月)
最高気温は5度~0度、最低気温は0度~マイナス5度くらいまで下がります。
ヒートテックや厚手のセーター、手袋、マフラーなど、最大限の防寒対策をして冬のウィーンを楽しんでください。
私は、冬のウィーンに行く際はスノーブーツに近い靴を履いていきます。
万が一、雪が降ったときにも滑りにくいし、防水性もあるのでおすすめです。
ビザは必要?
ウィーンに旅行する場合、180日の期間内で最大90日以内の観光目的の滞在ならビザは不要です。
パスポートは、オーストリアを含むシェンゲン協定加盟国から出国する日より3ヵ月以上の残存有効期間が必要なのでご注意ください。
シェンゲン協定加盟国(2019年8月現在)
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン
ウィーン旅行に必要な日数

ウィーンだけを観光するのか、周辺の都市や他国へも足を延ばすかどうかによっても、必要日数は変わってきます。
まずは、ウィーンのみを旅行する際の日数ですが、最低3泊5日あれば楽しめるのではないかと思います。
ただし成田発の直行便で行く場合、初日はほとんど観光する時間はありません。中2日と最終日の午前中の2.5日となります。
周辺の都市や他国へも足を延ばす場合、どこの都市で何日滞在するかによっても変わりますが、4泊5日か5泊7日は最低限必要になってくるとみてください。
私は日帰りでチェスキークルムロフに行き、5泊7日で日程を組みました。5泊7日であれば、日帰りでもう1都市追加することも可能ですが、ウィーンでの予定も詰まっていたので余裕あるスケジューリングにしました。
ヨーロッパはフライト時間も長いので、どうせならある程度日数を取ることをおすすめしたいです。
旅行前の準備について
航空券とホテル予約
今回航空券は、Google Flightででたまたまカレンダーを眺めていたら、8万3,000円のフライトを発見しました。最初はウィーンに行く予定は全くなかったので、あまりの安さに衝動買いしたパターンです。
ホテルはBooking.comで予約することがほとんどです。アプリでの管理が便利だし、他のホテルサイトと比較しても安いことが多いです。
ホテルを探すときは、Booking.com、agoda、Expediaあたりで比較することが多いのですが、複数のホテルで最安値料金を探す際はトリバゴを使っています。
SIMカード
今回はひとり旅だったので、AmazonでSIMカードを購入しました。ひとり旅だとWi-Fiレンタルは高くついてしまうので、SIMカードの方がお得です。
1週間の旅行であれば、1.5GBあれば十分なので、どこでもネットさんのSIMカードを購入してみました。1,380円だったので、現地にいる日数で換算すると、1日あたり230円の計算です。
SIMカードを使用する方法は、自身が持っているモバイル端末がSIMフリーであることが前提条件となるのでご注意ください。
Wi-FIレンタル
二人以上で旅行するのであれば、1台でデータを共有できるWi-Fiレンタルがおすすめ。
私がおすすめするWi-Fiは、jetfi(ジェットファイ)です。

(※2019年8月時点の料金、通信容量・利用料金は1日あたり)
jetfiのグローバルプランは、ヨーロッパをはじめとする世界100ヶ国をカバーしています。周遊となるとレンタル料金が高くなる会社が多い中、jetfiのグローバルプランであれば、複数の国で利用する場合でも一律料金で利用することができます。
宿泊ホテル
ウィーン西駅周辺の「イビス・ウィーン・マリアヒルフ」という所に宿泊。一泊7,000円以下で駅チカ、部屋も清潔で申し分ないホテルでした。
ウィーンで旅行者が泊まるホテルとしておすすめできるのは、主に4エリアに分かれています。

リンク内エリアが、一番利便性が高いホテルとなりますが、利便性に比例して宿泊料金も高いです。
ウィーン市内はとても狭いエリアなので、地図で見ると遠そうに見えるウィーン西駅周辺でも、市内中心部まで地下鉄で15分で行くことができます。
西駅周辺には美味しいグルメやスーパーもあって快適に過ごすことができたので、結果的には大正解でした。
▼ウィーンの宿泊ホテルの選び方についてはこちらの記事をお読みください。

5泊7日で使った費用・旅程を大公開!

私が、実際にウィーン旅行へ行った際にかかった費用とスケジュールをまとめました!
まず初めに、一人旅のときの旅行スタイルをお伝えします。
- 航空券、ホテル、現地での足は自分で手配
- ホテルは安く(清潔・治安良・利便性を考慮)
- 食に関してはケチらない、でも安くて美味しいグルメを求める
- 観光地への入場はなし(あまり興味がないので…)
- 街ブラとショッピング中心
観光旅行というよりは、その土地の空気を肌で感じることが好き。
「暮らすように旅をする」が基本的なモットーです。
費用内訳
まずは、旅行に発生した費用をお教えします。旅行期間は、2019年7月3日~9日という、夏真っ盛りの時期でした。
- 航空券(オーストリア航空利用):83,000円
- ホテル(5泊):34,000円
- 交通費(空港往復+72時間+24時間パス):4,200円
=121,200円
- カフェ(6箇所):9,000円
- 昼食代(ソーセージ、オープンサンド、シュニッツェル):2,000円
- 夕食代(イタリアン2回):2,500円
- ジェラート(2箇所):500円
- スーパーで買った飲み物、食べ物:1,000円
=15,000円
- エリザベート:8,000円
- 楽友協会コンサート(ディナー付):12,000円
=20,000円
総額:160,000円
今回の旅行は航空券代がかなり安かったということが大きく、費用を抑えることができました。
とにかくウィーンではカフェ巡りがしたかったので、行きたいところにはできる限り行きながらも、ランチやディナーはローカルグルメ中心だったことあり、1日3,000円に抑えています。
楽友協会のコンサートが5つ星ホテルでのディナー付きだったので、他はカジュアルフードでも十分満足できました。
続いては、最低限の旅費以外の嗜好品に使った額です。
私個人の買い物などが占めているので参考にはならないかと思いますが、備忘録としてまとめておきます。
- 往復シャトル:18,000円
- ランチ:2,000円
- カフェ:1,000円
=21,000円
- お土産:3,000円
- リモワのスーツケース:59,000円
- アウトレット戦利品:75,000円
=137,000円
総額:158,000円
旅費と同じ金額だけかかってるなんて…
この記事にまとめるまで、いくら使ったか計算していなかったんですが、予想以上に使ってたことが判明。(計算しなきゃよかった…)
要はアウトレットでブランド物を購入した金額が大きかったんです。
リモワのスーツケースも、日本で買うよりは安いながらもそれなりの金額がしました。
どうしても旅行だと財布の紐がゆるくなってしまいますね。
チェスキークルムロフについては、今回は日本の現地オプショナルツアー会社であるベルトラさんで予約しました。
航空券が相場の12万円だったとしても、私のような旅行スタイルであれば20万円で行くことが可能です。
人によっては、「高級ホテルに泊まりたい」「シェーンブルン宮殿に入場したい」「美術館に行きたい」など目的が異なるかと思うので、あくまで目安としてみてもらえればと思います。
20万円あれば、5泊7日のウィーン旅行が実現すると考えれば、意外と敷居は低いのではないでしょうか?
5泊7日の旅程
続いて、私がウィーンでどういった日々を過ごしたか、スケジュール一覧にしてまとめました!
各スポットのリンクをタップすると、詳細が書かれた記事を読むことできます。
飛行機遅延により、20時頃ホテル着
西駅周辺のイタリアン(Vapiano)でパスタをテイクアウト
07:00 フンデルトヴァッサーハウス見学
09:00 市立公園を散策
10:00 カフェ・プリュッケルで朝食
11:00 徒歩で旧市街へ。ウィンドウショッピング
12:00 Mariahilferbräuでランチ
13:00 マリアヒルファー通りをショッピング
15:00 ホテルで休憩
19:00 ホイリゲでディナー
21:00 ホテル着
07:00 カフェツェントラルで朝食
09:00 アウトレットへ出発
10:00 ショッピング
14:00 ソーセージのランチ
15:00 ホテルで休憩
17:00 フィルムフェスティバルへ
18:00 シェーンブルン宮殿へ移動
20:30 エリザベート・コンサート
23:30 ホテル着
08:30 ホテルザッハーで朝食
10:00 ベルヴェデーレ宮殿見学
12:00 オープンサンドのランチ
12:30 ショッピング
14:30 ホテルで休憩
17:00 ゲルストナーでカフェタイム
18:00 ホテル・ブリストルでディナー
19:30 楽友協会コンサート鑑賞
23:00 ホテル着
終日チェスキークルムロフ観光
06:00 シェーンブルン宮殿でランニング
08:30 カフェデメルで朝食
09:30 カフェコルプで朝食(2回目)
12:00 ホテルチェックアウト
13:00 シュニッツェルのランチ
14:00 街歩き
15:30 空港へ移動
中4.5日あれば、かなり余裕のあるスケジュールが組めることがわかるかと思います。
1日中外を歩き回ることができないタイプなので、毎日必ず午後になるとホテルで休憩するのが私のスタイルです!
ウィーン旅行に便利な情報
▼オーストリア航空(成田〜ウィーン線)の搭乗レポートはこちらから。

▼ウィーン市内で、安心・便利・快適に宿泊できるホテルをエリア別にまとめています。

▼ウィーン観光で必須の地下鉄・トラム・バス。乗車券の種類・購入方法・乗り方を全てまとめました。

▼アウトレットでのショッピングを中心とした、女子旅にぴったりなモデルコースを提案しています。

▼カフェ好き必見!ウィーンでおすすめのカフェをレポートとともに紹介。

旅行前に便利な情報
▼海外旅行でもスマートフォンを使うために必要な、Wi-FiレンタルとSIMカード。どちらがおすすめか徹底解説しています。

▼海外旅行中のスキンケア用品はトライアルセットで無駄をなくす!おすすめトライアルセットを宿泊数別に紹介。

まとめ
以上が、ウィーン旅行に必要な情報の全てです!
航空券の値段にもよりますが、クラシック鑑賞をして、カフェ巡りをして、チェスキークルムロフにも足を延ばして十分に楽しめました。
内陸に位置するウィーンからは、他にも色んな国へと遊びに行くこともできるので、楽しみ方は人それぞれ。
ぜひウィーンに行ってみてはいかがでしょうか!